奇岩といわれる「笠石」と切り立った崖の中腹に建てられた寂光不動

奇岩といわれる「笠石」と切り立った崖の中腹に建てられた寂光不動

寂光不動と笠石

寂光不動(じゃっこうふどう)と笠石からの眺望には、「清和県民の森」の旅名コース(約2.2Km)というハイキングコースで出会えます。
国道410号の旅名橋を、豊英方面に渡ったフルーツ村からハイキングの始まりです。
徒歩で30分ほど山道を登っていくと、奇岩といわれる「笠石」が現れます。
それは、まさに笠のような形をした石が岩山の上に乗っている姿です。
石の大きさは、南北約2.8m、東西約2mの楕円形で、厚さは中心部分が約50cmもあり、まるで「石屋さんが菅笠をまねて造ったのではないか」と思われる大石で、不思議な雰囲気を醸し出しています。
平成19年には「ちば眺望100景」にも選ばれています。
このまわりには、笠石のほかにも、しばしば奇妙な形の岩が見られるので、ゆっくり景色を楽しみながら歩いてみたいところです。
しばらく歩いて行くと、周辺を一望できる展望台に到着します。
ここからは、大塚山や鹿野山、高宕山や八郎塚などの山並みがパノラマのように広がります。
展望台にあがる足場は急ですが、自然の岩の展望台で新鮮な空気を吸って、そよ風に吹かれ、筆でも持てば「みんな詩人になってしまう」そんな世界を作り出してしまうところです。
そこから、さらに20分ほど歩くと、切り立った崖の中腹に建てられ不動明王を祭った「寂光不動」に着き旅名コースの終わりです。

INFOインフォメーション

名称 寂光不動と笠石
(ジャッコウフドウトカサイシ)
住所 千葉県君津市 アクセス